サッカー ファンタジスタの科学

サッカー ファンタジスタの科学 (光文社新書)

サッカー ファンタジスタの科学 (光文社新書)

科学的な観点から、ファンタジスタのプレーや肉体、用具などについて書かれた書。
第一章の「しなやかなトラッピング」で出てきた内容はかなりわかる気がします。
ゲーム中にボールを自分の意図した場所にトラップすることは、外から見ている以上に難しいことです。
私は初めて一緒にサッカーをする人とパス交換をする時、相手のボールの蹴り方とトラップをよく見ます。
経験のある選手は、ボールを蹴るインパクトがしっかりしていますし、少しいじわるをして厳しいパスを出してもきちんとボールの勢いを止めるものです。
高校の時、パス練習でキャプテンと近距離でものすごく強いパスを交換したことが思い出されます(笑)。

また、ゴールキーピングの「低いシュートはセーブしにくい」では、なぜキーパーは地を這うような低いシュートを防ぎにくいのかについて、横方向へダイビングする際のキックの摩擦角度を用いて説明していました。
ジャンプの技術だけではなく、体幹の回転運動をコントロールする技術も必要らしいです。
この部分を読むと、マンガ「シュート」で白石がトシにキーパーの取りづらいコースをアドバイスしたシーンを思い出します。
たしか、記憶では「足元かゴール隅」って言ってたような気が。

後半にはスパイクの特徴が細かく書かれていました。
最近多いブレードスタッドの良い点、悪い点を知れたのはよかったです。